「線を繰り返し引く」という行為をしてみた。ふつう線は、何かを描くために引く。しかし描くべきものなどあるだろうか。という問いを繰り返すうちに、「線を使うと、何が生み出せるか？」という問いにシフトしていった。

試しに、線を並行に、等間隔に引いてみた。古い竹の定規と目視によるもので、精度などは期待できない。しかし、人はこのようにして無数の線を引いてきた。線を引こうとすることが、よくも悪くも人の性（さが）だと行っても過言ではない。

その繰り返しの中で私の中で起きてきたある出来事を、会場に訪れた皆さんと共有したい。

戸山恢　インスタグラム
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