TOKI ART SPACE
トキ・アートスペース A.M.12:00-P.M.7:00 (LAST DAY -P.M.5:00) 月曜休廊
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-42-5 サイオンビル1F
TEL/FAX 03-3479-0332
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勝田徳朗 展
KATSUTA NORIRO
 
 
2018年6月18日(月)〜 24日(日)
12:00-19:00 (最終日17:00まで)
※水曜休廊
 
  Artist's Comment


 私は「タマゴ」という存在の性質に恣意的方向性を与え、8年前のTOKI Art Spaceの個展以降、様々なポジティブな意味が想起される「生える」をキーワードに、作品タイトルを「タマゴから・・・生える」としてきました。それは2011年3.11大震災の受容困難な経験と、その後の歪な復興政策や原発再稼働の理不尽、宗教民族国家間の対立やテロによる世界の閉塞的状況やパラダイム変換、虚偽不遜の政治に窒息状態の日本などが、心に沈潜して作品制作に反映したからだと思います。
 今回、制作意識をタマゴ以前の状態にリセットし、自然界や人間界の温故知新?を経て、タマゴに向かう思考と感覚を再構築すること、淀みや腐敗、混沌も包含した要素を、孵化までの養分として未知の世界の生成を感じるタマゴになることを意識して、タイトルを「・・・タマゴまで」としました。
 それは、生滅に関わる過去の経験も生かし、現在の生活上感覚留意した事実や情報から、新たなタマゴになる諸要素を醸成して、イメージや創作意欲を形成する期間と捉えています。
 私の作品制作に関わる心身の働き=営みは、表現上の葛藤や、身体に特殊な疲労を抱えるリスクを伴いますが、冷静と忘我、遅延と即断、不安と期待を繰り返し、摩訶不思議な世界と向き合って堂々と無用のものを造り、やがて訪れる死を意識しつつも、濃密に「今の自分自身を生きる」状態としてあるようです。










<略歴>

1953 千葉県生まれ
1977 東京造形大学造形学部美術学科卒業
 
<個展>
1979 楡の木画廊(東京)
1982,83,84,85,88,89,90,91 ルナミ画廊(東京)
1985 スクォッターズ・ハウス・ギャラリー(千葉・我孫子)
1987 パレルゴンx宕ヲ東京)
1990 船橋西武アートスポット(千葉・船橋)  
1992 なびす画廊(東京)
1995 COMODO NISHICHIBA、銀鈴舎(千葉市)
1996 ゆりの木ギャラリー(千葉・睦沢)
1998,06,12,16 ギャラリー睦(千葉市)
2003 白井「田園」耕導画庵(千葉・長南)
2004 SPC GALLERY(東京) 
2010 トキ アートスペース(東京)
2012,14,17ギャラリー801(千葉・睦沢)
2013 Steps Gallery(東京)
2015,17 アートギャラリー絵具箱(吉祥寺・東京)
2018 トキ アートスペース(東京)

<最近の主なグループ展>
2008 「久留里現代アート展」(千葉・君津) 「独り+35人の原風景展」(東京都美術館)
2009 「THAI—JAPAN彫刻シンポジウム2009」(タイ・チェンマイ大学アートギャラリー)
   「カストル・リヨン2009展」(フランス・カストル現代アートセンター、PRAHO DEKORATION)
   「アートカクテルin 笠間」(茨城・笠間市笹目酒造中庭) 
2010 「安房ヴィエンナーレ2010」(千葉・鴨川市民ギャラリー、恵之助商店)
2011  「勝田徳朗 武内カズノリ展」(SPCギャリー・東京)
2012 「THAI—JAPAN彫刻シンポジウム2011」(タイ・チェンマイ大学アートセンター)、
   「安房ヴィエンナーレ2012」(千葉・鴨川市民ギャラリー、千葉県立安房南高旧校舎)
2013 「縄文コンテンポラリーアート展」(船橋飛ノ台史跡公園博物館)
2014 「アートアイランズTOKYO 2014」(大島町・旧波浮小学校)
   「森の小屋」展(富津市・芸術の森)  
2015 「勝田徳朗 阿部隆二人展」(SPCギャリー・東京)
   「アートアイランズTOKYO 2015」(大島町・旧波浮小学校)
   「SPIRIT PRODUCTS CONCEPTION 2015」(SPCギャリー・東京)
2016 「CHAOS IN RUSH」(東京都美術館)
   「ART COOKTAIL'16 」(Steps Gallery・東京)
   「ART MEDICINE G24」(SPCギャリー・東京)
2017 「ART COOKTAIL'17 」(Steps Gallery・東京)
2018  「ART COOKTAIL'18 」(Steps Gallery・東京)