木下貴介展

木下貴介展　KISUKE KINOSHITA
（オブジェと映像）

「クールー」

2006年 2月6日(月)〜2月12日(日)
A.M.11:30-P.M.7:00 (最終日P.M.5:00まで）
※2/8は休廊

　＜作家コメント＞

kuru”クールー”とは現地語で「恐怖に震えること」を意味するパプアニューギニアのフォア族で前世紀初等から流行した奇病のことである。この病に冒されると手足が震え、押さえがたい笑いなどの症状が起こり死に至ることから「死笑病=Laughing death」とも呼ばれた。この部族では19世紀の終わり頃から近親者が死ぬと死者を弔う意味でその遺体を食する風習が生まれた。主に肉は男が脳や内臓は女や子供が食したのだが、この風習が生まれてまもなく女子供にクールーが流行りだした。この病は狂牛病などと同じ致死性のプリオン病であり、同種間での共食いが生む奇病である。
今回の個展はこの病を直接のテーマとしたわけではないが、間接的には深く結びついているのではないかと思っている。

　作家プロフィール

1978　札幌生まれ

ＨＰ＞http://www12.ocn.ne.jp/~dorera99/

トキ・アートスペース
A.M.12:00-P.M.19:00 (SUNDAY -P.M.17:00) 月曜休廊
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-42-5 サイオンビル1Ｆ
TEL/FAX 03-3479-0332
> map & Download