アーティストたちに囲まれたリトアニアの旅

吉田衣江

　友人で彫刻家の本多真理子さんの誘いでこのシンポジウム＆エキシビションに参加しました。リトアニアという国が何処にあるのか、どのような事がどのように行われるかもわからず興味本意に物見遊山に同行してしまいましたが、リトアニアに着いてからアーティストでもない私が参加してはいけなかったのではないかと、少し寂しい気持ちになりましたが、気を取り直し各国のアーティストの作品鑑賞を楽しむ事にしました。
　“この人がこんな作品を・・”とか、“不真面目そうに見えるけど以外と繊細なんだ、この人・・”とか、“この人らしいな・・”とか私なりにほくそ笑みながら見物できましたが、なんといってもギリシャ人のクラウスさんの“パワー”と“自由な発想”と“ユニークなジョーク”には脱帽しました。私も何歳になってもあのようなエネルギーを持ちたい、人の迷惑もかえりみずにあのように自己表現したい！と切望しました。世界中に著名のAI-Oさんも彼のシャドーの中だったような気がしました。
　顧みれば、リトアニアの国もリトアニア人の気質も私にとっては、とても優しく、受け入れやすかった、と思えます。良い体験ができ、これからの人生に「活」を入れることができた、行って良かった、と思います。ですから、このようなエキシビションはアーティストたちの物だけでなく、広く一般参加を募集しては、と提案します。
　最後に一般人の私にはこうしたシンポジウム＆エキシビションの意味がいかなるモノなのかわかりませんが、日本のアーティストたちは世界に目を向け、どんどん貪欲に自分の作品を発表するべきだと思いました。リトアニアに同行させてもらったアーティストの皆さんの活躍をおおいに期待しています。感動をありがとうございました！